同じ銘柄で同じ日付なのにテクニカル指標の値が違います。
EMA、MACD、指数平滑変動率など、指数平滑移動平均(EMA)を使ったテクニカル指標では、計算の開始日によって数値が異なります。これは、ソフトの不具合ではなく、後述するように指数平滑移動平均(EMA)の計算式に原因があります。
(RMA、新値足、パラボリックも同様です。)

例えば、次の2つのチャートは、どちらも同じ銘柄(1001 日経225)で、同じ条件式を使っていますが、チャートの表示期間が異なるだけで、EMAの数値が少し異なります。その結果、Aでは3/17にシグナルが出ていますが、Bでは出ていません。

A.チャートの表示期間を 2004/01/01〜2004/03/31にした場合
 →3/17にシグナルあり


B.チャートの表示期間を 2004/03/01〜2004/03/31にした場合
 →3/17にシグナルなし


これは、指数平滑移動平均(EMA)の計算式に原因があります。

 <指数平滑移動平均(EMA)の計算式>
 EMA 1日目=単純移動平均
 EMA 2日目以降=前日のEMAの数値+α(当日の終値−前日のEMAの数値)

Aでは、1月初日のEMAの数値を単純移動平均で求め、2日目からはそれを元に計算、
Bでは、3月1日のEMAの数値を単純移動平均で求め、2日目からはそれを元に計算、
となります。その結果、AとBではEMAの数値にずれが生じたのです。

つまり、EMA、MACD、指数平滑変動率など、指数平滑移動平均(EMA)を使ったテクニカル指標は、「計算の開始日が違うと、数値が異なる」という性質を持っているのです。


また、新値足の場合でも同様の問題があります。例えば、新値足(3本抜き)の場合、新値足が3本に達するまでは、3本未満の足で高値や安値をチェックします。そのため、新値足も「計算の開始日が違うと、数値が異なる」という性質を持ちます。

計算期間が長くなれば数値のずれも小さくなるため、上の例のようにシグナルの有無にまで影響を及ぼすことはごくまれです。しかし、これらのテクニカル指標を利用する際には、以上の点に十分留意した上で利用してください。


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